no.35 703号室で考えた事
こんにちは。リノベ番長森岡です。
今週はお部屋のコンセプトを、とお伝えしてましたので703号室について。
リノベーションを行なう際に考えることが色々あるのですが、なるべく使えるものは使いたいと思っています。
「使えるもの・使えないもの」をどのように分けているのかといいますと「新しい・古い」の基準ではありません。
しいて言うなら「大事に使われていたかどうか」、「愛着を持たれていたかどうか」そんな基準で分けています。
703号室は前入居者さんがとても丁寧に住まわれていました。
なので、初めて足を踏み入れた時、どこをどう手を付けたらいいのか相当悩みました。
何度か部屋を訪れ、写真をループ再生し、分かった事。
「この部屋はこのままが良い!」
しかし、また考えます、このままのどこが良いのか?
使い込まれた杉の間柱や敷居や鴨居や窓枠、襖の木部が良い。
鉄筋コンクリートの中の和風なのに、木部がもの凄い魅力を持っています。
今回この703号室の名前を「木立(こだち)」にしました。
感覚として壁が無くなって、使い込まれた杉材に囲まれる。
コンクリートに囲まれたビルの7階なのに、まるで木立の中のように落ち着きのある状態を創りたいと思いました。
そんな事を考えて、工事しながらも即興で考えて、創っている部屋です。
今までにした事のない仕様も採用しています。
是非、見学会で木立を堪能してみて下さい。
オーナーさんのブログもご覧になってみて下さい、秘密の703号室をちょっぴり覗けます。
お部屋に関するお問い合わせはスペースRデザインまで。
リノベ番長・森岡陽介
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