no.36 603号室で考えた事

こんにちは。リノベ番長森岡です。

前回に続きお部屋のコンセプトを、今回は603号室について。

リノベーションを行なう際に考えることが色々あるのですが、その場所ならではの状況を創りたいと思っています。
新築を計画するのではないので、すでに壁と天井に囲まれ、窓も付いて自由度は低いかもしれません。
しかし、その部屋特有の何かを見つけ、引き伸ばして、その場所の魅力を最大限に高めたいのです。

603号室の前入居者さんはとても長く住まわれていました。
当然の事ながら、使用感がかなりあったのである程度手を入れなければなりません。
つまり、何でもできるのです。
何でもできるからこそ、この部屋特有のモノ探し。

実は探すまでもなかったんです。
初めて足を踏み入れた瞬間から、これだと決めていたんです。
窓から広がる外の景色。

今回この603号室の名前を「マジックアワー」にしました。
夕暮れの空が染まる幻想的な状態。
毎日起こる現象ではなく、起きてもほんの数分で消えてしまいます。

そんなマジックアワーが部屋に入り込んで、中と外が繋がったら。
いつもの外の景色が、自分の部屋と同化して、とても心地良い幸せな一瞬を過ごせるはず。

そんな事を考えて、創っている部屋です。
何でもできると書きましたが、オーナーさんには、どうにかこうにかご納得頂いたお部屋です。
見学会でマジックアワーは現れないかもしれませんが、イメージを膨らませてご覧下さい。


オーナーさんのブログもご覧になってみて下さい、違う視点でリノベを楽しめます。

お部屋に関するお問い合わせはスペースRデザインまで。



リノベ番長・森岡陽介

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