no.3 解体工事完了☆

いよいよ着工し解体工事完了しました。解体現場レポートです。

さぁ始めようか!玄間ドアを開けるとオーナーさんから素敵なお手紙とうれしい差し入れがっ(喜)。よーし、さらにやる気が出てきました~!!うお~~~!!

ベテラン解体職人さん二人がテキパキと作業を進めていきます。まずは通路の養生です。 その後早速畳を剥がしていきます。 その後和室と和室を区切っていた間仕切り壁をジワリジワリとばらし、最後にお隣のお部屋と間仕切る壁のボードを剥がしたら完了。 朝9時スタートで15時完了。さすが壊しのプロ。早いし無駄がないっ!

というわけですが、皆さま。60年代~70年代のリノベ解体レポートと比べて少し様子が違うの、お気づきでしょうか?

ちょっとわかりにくいかもですが参考までに!!

●新高砂マンション(1977年築)の場合はこちら

●玉川ビル(1968年築)の場合はこちら

●山王マンション(1967年築)の場合はこちら

見ていただけましたか~?

蝶和ビル新館は1989年築。この年代建物の畳下はこのような発砲スチロールの下地材「ネダフォーム」が多く使われています。60年代、70年代の建物の場合は木で下地を作る場合が多い。これは工期短縮や遮音性、断熱性などに優れておりこの頃特に普及したようです。

そしてコンクリート。今回のプランでは壁の一部をコンクリートむき出していく事にしているのですが、60年代のコンクリートの感じとは明らかに違います。スッキリしてます。 何故かと言いますと、60年代~70年代にかけてコンクリートを流し込む為の枠、いわゆる型枠は幅80mm程度の木材を横に並べてつくることが一般的だったようです。型枠はコンクリートが固まった頃にばらすわけですが、その型枠で使った木目がくっきりと残っていて無機質なのに有機質な、イイ感じになるわけです。 しかし、70年代あたりから天然木ではなく専用に加工された型枠用合板を使用することが一般的となったようです。型枠用合板はほぼフラットな材料のため、型枠をばらしたあとは木目がなくスッキリとした印象になるわけです。

時代の流れと共の工法や使われる建材も変化していったいるわけですね。

というわけで、20日月曜日から大工工事がスタートします。現場レポートと並行して今回のプランについてもご報告します。次回をお楽しみに―!!

キタザキ

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